ブラジルといえば、ブラジリアン格闘技、シュラスコ、リオのカーニバルあたりが思い浮かぶと思います(格闘技はちょっとアレですが)。数年前にサンパウロに行った時、折角だからシュラスコでもと思っていたものの、なかなかその機会にありつくことができず、セビーチェを頬張り、カイピリーニャで酔っ払ったあと、さて一体何をすればブラジルに来たことを強く記憶に刻めるのかと考えたところ、「あ、そういえば」ということで、ブラジリアンワックスを初体験することにしました。もちろんVIO。
真っ白い部屋で頭も真っ白
結論から言えば、初回は流石に痛かったです。それこそそれまでは生やし放題なので、ハサミで適当に毛の長さを調整するなどもしてからのワックス脱毛。容赦無くどんどん作業は進み、ものの10数分で完了という呆気ないものでした。そこのエロは一切なく、大人のフツーの身だしなみという点で、言うなれば理髪店に行った程度の位置付け。マッサージに敢えて例えるのであれば、リラックス目的というよりは、骨の調整や体のバランスを整えるというイメージに近い。ちなみに私が利用した施術店はホテルの中にあったので、正真正銘のちゃんとした店です。
なんでもっと早くしたかったブラジリアンワックス
元々毛深い体質で、脇の下、股間、ヒゲ、胸毛などなどはお願いしていないにも関わらず、相当な密度で毛が生えていました。夏に限らずいつもムレていて、汗の匂いがフワッと立ち昇ってくるという、不快なエリアがVIO。だけどこれといって対処方法もなく、カミソリで剃っても、まぁ剃ったことを後悔するほどのチクチク地獄で改善には繋がらず。そこに現れたブラジリアンワックスのVIO脱毛は、もう本当に救いの神としか言いようがないほど、それまでの不快を一掃してくれたのである。「もう、元のカラダには戻れない」と、深く感動した次第です。なぜこんな無駄な毛をこれまで放置してきたのかと、逆にもっと早く処理しておけばよかったと思うほどでした。それから今に至るまでの数年間は、ずっとブラジリアンワックスのお世話になっています。
日本にもあるの?
帰国後、日本にもブラジリアンワックスがあるのか早速調べてみたところ、それまで知らなかったが多くはないものの意外にある。と思いきや、女性のみOKで男性のVIOはお断りというお店が多く、改めて日本ではあまりメジャーではないということを思い知らされました。それだけに、男性のVIOに対応してくれるお店は非常に貴重!
Queen’s Wax:こちらは日本で通った回数が確か10回未満程度。予約はここからが便利
ラヴァコケット梅田店:今の所日本で一番Good。予約はここからが便利
タイはどう?
さまざまなお店があるので、初めて利用される場合、ちょっと注意が必要な気がします。というのも、見様見真似とまでは言わないものの、衛生管理上どうなのかなと思うようなお店もありました。以下に紹介するお店は、その中でも秀逸な2店です。
La Nature: ルンピニー公園のすぐそばにあるお店。コンドミニアムの地下にあるので、相当に分かりにくいがコスパが抜群。チエンマイにも支店あり。LINEで簡単に予約も可能。
Strip-Ministry of Waxing: Central Embassy:マレーシアが本拠。(超)高級。
脱毛の前に脱妄想?
男性のVIOというと、なんとなく不必要ではないかという抵抗感があったり、余計な期待感(妄想)が前のめりしたりすると思います。あるいは、施術中にムスコが耐えられないのではないか、という妄想も。私の経験では、施術中、どんなにムスコに今日一の頑張りを求めたとしても、到底そうはならないことを知っています。それは、単純に毛を抜かれるという作業に集中せざるを得ないので、余計なことを考えるほどの余裕は通常、ないはずだからです。「そんなに痛いのならヤダわぁ」という声が聞こえてきそうなのですが、一番イメージが近いのが、サウナじゃないかと思います。実は僕は最近までサウナが怖くて、正確には、サウナと水風呂のサイクルは体に悪そう、場合によっては命に関わるとさえ思っていました。ところが、一度勇気を持って水風呂に浸かってみたところ、これまで知らなかったような爽快感に感動!「どうして今までやらなかったんだ・・・」と本当に後悔しました。ブラジリアンワックスのVIO脱毛もこれと同じで、やるまでは躊躇が勝るが、やった後は躊躇していたことが悔やまれる典型のように思います。夏を前にぜひ騙されたと思ってやってみてください。